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営業やマーケティングなど、売上に直結するような花形の部署に比べると、人事部は裏方から他部署の人々を支えるバックオフィスにあたります。
「縁の下の力持ち」として存在する人事部は、業務内容が売上に直結するわけではなく、評価されにくいことから出世するイメージを持ちにくいかもしれません。
そこで、この記事では人事部での出世やメリット、そして給与体系やキャリアパスについて解説していきます。

人事部は出世コースと言えるのか?

結論から言えば、人事部に配置されるということは

「出世コースである」

と言うことができます。出世コースの理由となる人事部の仕事の重要性を見ていきましょう。

管理部門としての重要性の高さ

企業を支える資源は主に「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つです。
その中でも、企業の最も重要な部分である「ヒト」を扱う管理部門であるということは、それだけ責任のある立場でもあります。
ゆえに、人事部はバックオフィスでありながらも人という「基盤づくり」には欠かせない部署と言うことができます。

人に関わる仕事に携わることで、人を見る目や育てる力、そして企業全体を大局的に見る力を養うことにも繋がっていきます。
それを踏まえて、優秀な人材を人事部に配置して育成し、ゆくゆくはマネジメントや経営といった立場にあたる人材にしていこうという意図もあります。

さらには、人事の大きな仕事の一つに「採用」があります。
企業のこれからを担う人材の採用・不採用の決定に直接関わるということは、言い換えれば企業の未来を左右することになります。
そうした大きな仕事をするには、能力と責任を伴うことが前提とされるため、人事部は出世の筆頭ということができるでしょう。

経営層との距離の近さ

そうした重要な管理部門である人事は、本社や本部といった企業の中心部に配属され関わっていくことになります。
中心にあたるということは、経営層と直接コミュニケーションを取る機会も自然に増えていくでしょう。

上層部と共に重要な判断を下していく立場で働いていけば、おのずと経営視点や企業での発言力も増していきます。
また、上層部の人々に目を付けてもらいやすいので、出世にも繋がりやすいでしょう。

人事部のキャリアパス・給与体系

では、人事部の出世としてどのようなキャリアパスがあるのか見ていきましょう。
企業によって異なりますが、大まかなコースは以下のようなものがあります。

大企業の場合

大企業の場合、人事部は業務が事細かに細分化されているということが多いです。
新卒であれば入社後の研修であれば適性を判断した上で人事部に配属されます。
先輩社員から学びながら1~2年の業務を経て、採用や労務などそれぞれの担当業務に割り振られていきます。

人事部内で担当業務が変わることがあれば、それまでの業務を続け、メインの担当業務の中で主任として任命されるということもあります。

経験を積みながら、30代あたりからは人事課長として課内を統括し、40代~50代あたりで人事部長として大きな決定力を持つ立場として任される、といったキャリアパスが一般的です。

中小企業の場合

中小企業においても、同じように研修の中で適性を判断された後に人事部へと配属されます。

しかしながら、大企業と中小企業の人事部とで違うポイントが2つあります。

  1. 各担当者が複数の業務を担当している
    大企業においては、細分化された各業務に一人ひとりが携わっていきたますが、中小企業では人事部の人数が少ないため、一人が複数の業務を担当することになります。もちろん最初は先輩社員についていきながら業務を学んでいきますが、早い段階から様々な種類の業務をこなすことで、大企業より幅広い経験を積むことができます。
  2. 早い段階で一人立ちする
    複数の業務を担当するということは、各業務の内容を早いうちから把握できている状態になることになります。ですので、早期から人事部全体を見る中心的な人材として、活躍の幅を広げていきます。
    主任、課長、部長と昇進するスパンが短く、人事としての早期から高めることができます。
    さらには大企業よりも圧倒的に早い段階で役員にのし上がる、という出世コースも考えられます。

人事部のクラス別給与体

How to Handle Salary Questions

人事部は給料が高いのか?という疑問を持たれる方も多いと思います。
もちろん企業の規模や業績によって変動しますが、キャリアアップのモチベーションを上げるために、各クラスでの年収について見ていきましょう。

一般社員

いわゆる平社員にあたります。
平均して300万~450万円という幅が多いです。
新卒入社から働いている社員としては平均的なものになると思います。
企業規模に関わらず、このクラスではあまり差が出ないと考えられます。

リーダークラス

このクラスが最も年収に差が出やすいと言えるでしょう。
企業規模によっても変わってきますし、30代以上の働き盛りの社員が多いため、下から上までの差がかなり広がってきます。

平均的な年収は400万~500万と言われています。
若いうちから活躍し、主任や課長代理の役職についてバリバリ稼ぐといった人もいれば、社歴が長い割にはあまり評価されず、役職につかないまま年収が上がらないといった人もいます。
ここで評価の上がる活躍ができるかどうかで、その後のキャリア形成と昇給にもつながってくると言えるでしょう。

管理職

課長クラスにあたる人は平均年収600万円を超えてくると言われています。
次長や部長など更に上のクラスに就くことができれば、企業によっては1000万を超える高い年収を得る人も出てきます。

年齢の高さだけでなく、人事という職務の専門性の高さから、必然的に経験値を求められる立場になります。
ゆえに管理職にあたる立場は40代以上が一般的です。
ただし企業規模や人によっては、若いうちから非常に優秀であれば、より早い段階で管理職に就くという可能性もあるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
人事部は企業の核とも言える管理部門であることから、求められる責任・経験・専門性が非常に高いと言えます。
それと同時に、企業から信頼されているということの裏付けでもあり、相応の見返りとして、比較的安定した収入を得ることが可能です。

求めれるスキルを磨き、成果を出して企業に貢献することで、更なるキャリアアップを目指していきましょう。

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