中小企業の現場では、深刻な人手不足とアナログな運用が続いており、「現場の泥臭い課題」に忙殺されています。
中でも人材育成の分野において、管理職の人材育成スキルが必要とされていますが、プレイングマネージャーが主流となっている昨今において、人材育成が根付かない職場環境が増えています。
そんな中で需要が高まっているのが、外部人材によるマネージャー登用です。
本コラムでは、人材育成において、必要不可欠な1on1ミーティング委託について、ご紹介いたします。
1on1は委託する時代へ
自走する社員を生み出す
1on1ミーティングの形骸化とコンサルティングの実態

1on1ミーティングは組織体制の構築や事業拡大において、欠かせない人材育成方法ですが、さまざまな問題が山積しています。
まずは、プレイングマネージャーが増えていることもあり、そもそも人材不足やセールススキルが高いのみで管理職に昇進している事例が多いと言えます。
また、大手の人事コンサルティングの限界も露呈しています。
1on1ミーティングは、現場、特に管理職に負担がかかるため、さまざまな対策がなされようとしていますが、一概にうまくいっているとは言えません。
現場主義である人事
そもそも、1on1ミーティングをはじめ、現場の不満や意見を吸い上げるためには、どんなに優れたツールを入れても解決はしません。
もちろん、人事関連ツールやAIを導入することで事務的・機械的な作業は効率化できます。
一方で、実際に現場で働く社員の意見や不満などを吸い上げるには、AIやツールを使ってもホンネは出てきません。
そのため、内製やコンサルティングに依頼するしろ、「現場の泥臭い運用」が必要とされます。
職場の不満(従業員のホンネ)は、傾聴力を持った管理職、または現場での経験が豊富な人事コンサルティングでなければ引き出せません。
制度設計だけを行う、一部の人事コンサルティングの闇
上述した通り、職場の問題を改善するためには、「現場の泥臭い運用」が欠かせません。
しかし、一部の人事コンサルティング会社をはじめ、多くの人事コンサルティング会社は、制度設計してくれますが、現場の不満を吸い上げる、調整するといった、いわゆる『現場に密着した仕事』はしてくれない事例が増えています。
立派な人事評価制度を設計するものの、「現場での泥臭いヒアリングや1on1による意見の吸い上げ」はすべて企業側に丸投げし、実行してくれません。
そんな悲痛な想いを相談に訪れる、経営者が後を立ちません。
しかし、企業側には人事評価制度を作成し、運用する人手も足りないため、「制度を作っただけで誰も運用できない」という負のループに陥っています。
多くの経営者が欲しいソリューションは、制度やノウハウなどの綺麗なスライドでななく、代行です。
1on1は委託する時代へ
自走する社員を生み出す
AIコンサルティングの光と闇

近年、AI技術の発展により、さまざまな業務が代替されつつあり、その影響は人事関連にも波及しています。
人事分野にも事務的な作業や煩雑な作業が存在し、AIを活用することで、業務効率化が可能となり、本来の人事コア業務に集中できます。
AIが発展するにあたり、誰もが専門的な知識やノウハウにアクセスでき、成果物までも手に入れられる環境ができつつあります。
一方で、AIの登場により、多くの業界で今までの専門知識や現場経験を踏まずに参入する、自称コンサルタントが増えています。
私の知り合いで、マーケティングを専門にされている経営者で、30代のマーケティングコンサルタントを称する方と仕事をする機会があったそうです。
しかし、お客様への提案内容は、インターネットで集めた浅い知識がほとんどで、現場を長く経験した専門家からすると成果の出ない提案内容で散りばめられており、提案資料もAIで生成した陳腐なものとして、お客様からのクレームが頻発したそうです。
AIは、今まで専門知識をもとにした経験値の高い専門家が使用すると、まさに"鬼に金棒"です。しかし、経験を得ずした方がAIを活用したところで、お客様の信頼を失うだけです。

特に制度設計は、ある程度、AIで効率化が可能です。しかし、その設計内容が現場の社員のホンネを吸い上げたものを基本としているか、現場経験を踏まえた独自のメソッドが盛り込まれているかを見極める必要があります。
AI技術の発展により、コンサルティング業界は岐路に立たされています。
AIは積極的に活用すべきですが、その会社で機能する現場メソッドがベースに構築されているかどうかが大切です。
1on1は委託する時代へ
自走する社員を生み出す
多くの中小企業が抱える、リーダー人材の課題

小規模だが、売上規模が大きい中小企業は少なくありません。しかし、そうした中小企業こそ、リーダー人材の育成が不十分です。
日本企業の多くが中小企業であり、人手不足や人材定着に苦しんでいます。
また、建築業やサービス業(ホテル)、 医療・介護・福祉は人手不足が深刻で、こうした業界のリーダー人材の育成が欠かせません。
経歴が長いだけでリーダーになっている
中小企業の中には、積極的に従業員を、幹部社員候補としてリーダーという役割を与える企業が存在します。
しかし、ただ在籍年数が長く、その会社の運用をよく知っているだけでリーダー職についている人材も少なくありません。
そもそも成果はおろか、マネジメントスキルがないにも関わらず、「最適な人材がいない」という理由で、半ば「変わってくれるはずだ」という希望を元に抜擢する経営陣も少なくなりません。
しかし、多くが徒労に終わり、かえってトラブルが発生しやすくなります。
"楽をしたい"人材が増えている?
在籍年数が長いだけでリーダーに抜擢した人材の中には、「言われたことをやってきただけ」という人材も含まれます。
こうした人材は、チームをうまく回すというよりは、
「いかに自分が"楽をしたい"か」
「自分のプライドを優先する」
「面倒事をチームメンバーに押し付ける」
こうした人材も存在します。
こうした人材は、経営陣や同僚社員、上長から伝えても改善しないことが多いです。
近年のコンプライアンス強化の背景から強く指導できない管理職も増えています
そのため、いつまで経っても職場環境が改善せず、「優秀で真面目な社員ほどバカをみる」状況にとなり、退職してほしくない人材ほど退職していくという負のループに陥ります。
1on1は委託する時代へ
自走する社員を生み出す
外部人材の登用が決め手となる

では、こうした組織を破壊する人材をどうコントロールするか?多くの経営者が求めるのは、プロフェッショナルである外部人材によるソリューションです。
管理職や同僚社員だけでなく、経営者の声すらも届かない人材に対して、どういった対策が必要なのか?
それが外部人材の登用です。
事業拡大には、外部人材によるコントロールが効果的
多くの社員は、外部人材の登用には良い意味でも悪い意味でも身構えます。
ただ、ポイントとして「言うだけ」「形式だけ」の外部人材、つまり、先にご紹介した「AIを活用しただけの自称コンサルタントでは全く効果がありません。
事業でも人事でも、現場経験が長く、現場に深く入り込む外部人材が参画することで、効果的に機能します。
「社長や幹部の言うことは聞かないが、現場に入り込む外部人材のいうことは聞く」
こうした事例は多数存在します。
外部人材はミッションに対して忠実であり、疎ましく思う社員は居心地が悪くなります
1on1ミーティングも外部人材の登用が鍵

1on1ミーティングも外部人材の登用がおすすめです。
先述したように、一部の人事コンサルティングは、現場の泥臭い作業を避けようとします。
また、在籍年数が長いだけのリーダー人材やプレイングマネージャーは、人材育成に必要なスキル(傾聴力や理想的な方向性や目標(ビジョン)へ主体的に向かうに促す影響力)が不足しており、日々の業務に忙殺されがちです。
そこで活用したいのが、1on1ミーティングの経験豊富で、傾聴力や影響力を有する外部人材です。
外部人材の登用は、スポットでの依頼だけでなく、現場の意見をヒアリングをした上で、追加で人事評価制度の設計や実装も担ってくれます。
外部人材の登用のメリット
管理職・リーダー人材に必要な傾聴力や組織促進力、影響力を有しており、即戦力として活用できます。
1on1ミーティングのご相談はNCコンサルティングまで

1on1ミーティングは、「現場での泥臭い運用」が必要です。
多くの中小企業では、リーマンショックや東北淡路大震災のなか、社会人になった30代、40代で、経験豊富な管理職やリーダー人材が不足しています。
NCコンサルティングでは、働き盛りで組織マネジメントを担う管理職の代わりとなる、1on1ミーティングの外部委託が可能です。
人材の定着や職場改善を"本気"で行いたい経営者様は、ぜひご相談ください。















IT・AI技術が加速する一方で、人事分野では代替が難しい業務も存在します。