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年に数回、人事考課(人事評価)の時期がきますよね。
悩まれる方も多いのではないでしょうか。
上司によっては差し戻しされてしまうケースもあるかと思います。
また、どんなに成績や能力があっても、書き方があまりよくないと評価が下がってしまう方も多く見受けられます。

今回はそんな損している方へのアドバイスとして、業種別の人事考課の書き方をまとめてみました。

人事考課とは

人事考課とは、成績・能力・態度といったあらゆる視点から、社員の仕事を評価する仕組みです。
人事を行う上で、人事考課を作ることは給与だけでなく採用や育成まで幅広く関係ある項目だと考えています。

そのため、人事考課においての評価で足りない場合、社員の給与に影響するだけでなく、課の配置や、育成の見直しなどあらゆる面で影響があるのです。

なので、自己評価する方、される方どちらにおいても自己の利益だけで考えないで適正に記載するべきです。

人事考課としての自己評価を書く上のポイントとは

自己評価を書くのが難しい、上司から差し戻しを受けて困っているという方に必見です。
このポイントを押さえて書くと劇的に変わります!早速みていきましょう。

簡潔に記載する

自己評価に関して、まとまりのない文章を書いていませんか。
結論を先にかかなければ、読むほうも結局何を焦点に書いているのかわからなくなってしまいます。
どんなに努力をしていても、伝わらなければ意味がありません。
簡潔に書くようにしましょう。

数字や例を出しながら具体的に記載

「売上があがった」「顧客が増えた」というのは、とてもいいことですが、具体的にどのくらい増えたのかが他者から見ると明確にわかりにくく、評価しずらいです。
その場合は、「前年度比○○%」といった数字を入れたり、「お客様の訪問回数を増やしたため」といった根拠を記載するようにしましょう。

人事評価する側に立ってみる

自分の書いた文章を読み直す際に、人事評価する気持ちで熟読してみてください。
この内容で評価できるかどうかです。
例えば、「頑張った」だけではどう評価していいかわからないですよね。
点数項目となりえる場所を考えて記載するといいでしょう。

ポジティブな表現

過小評価をする方がいますが非常にもったいないと感じます。
この人事評価に出す自己評価は自分がどのくらい努力をしたかを売上や数字だけで見えない部分を評価してもらう機会です。
ですから、「今年は売上が達成できなかった」や「仕事を抱え込みすぎた」と書くよりも、「課全体を支えたいと考え、周りの仕事を引き受けることが多くなった。来期は自己管理に気をつけたい」といったできるだけポジティブな表現をいれることが大事です。

業種別人事考課書き方

では業種別の人事考課の書き方の例文をまとめてみました。

人事考課の書き方例文 営業編

営業の方向けには、まずこの4点は必須です。
①達成度の数字
②達成できたかしなかったか
③具体的な理由・根拠
④来季に向けた目標・意欲

これを記載して書くと、

「今期は115%の販売目標を達成した。理由は引継ぎ顧客への継続的アプローチと顧客の取引別にアプローチを変えたことである。来期は、引継ぎ顧客への商品の売上単価をあげることとを考えており、今期よりも110%の売上を目指します。」

それに加えて、
①後輩や課員への指導
②チームワークの貢献
③自己研鑽
を記載するとよいでしょう。

「来期では、後輩の指導を行い課全体としての売上を増加させたい。」
「自主勉強を開き、課員のコミュニケーションが潤滑に行くよう心掛けた。」
「商品販売の勉強会を開いた。」等です。

人事考課の書き方例文 事務編

事務職はなかなか数字を明記しにくい職場です。
そのため以下のポイントを盛り込み記載するとよいでしょう。

①達成目標の業務について
②達成できたかしなかったか
③具体的な理由・根拠
④来季に向けた目標・意欲

「営業事務として発注ミス0を目標としてあげたが、前年よりは減ったものの達成できなかった。理由は、発注ミスを課員一同呼びかけをしたが、営業との連携がうまくいかず契約と納期の間の期間が短いのが要因の一つである。来期は0を目指して営業との連携を図るように、リレーションをとり、期間を1週間あけるよう意識統一を図りたい。」

①後輩や課員への指導
②チームワークの貢献
③自己研鑽
は、営業と同じようなことでもいいが、チームへの貢献を重視するとよいでしょう。
例えば、「メール配信によりミスの呼びかけを全体に行う」や「現在発生しているミスの要因を調べ、注意喚起を促す」等は課への貢献として挙げられます。

人事考課の書き方例文 製造業編

製造業の場合は、ルーティン業務が非常に多く、着実にこなされているかが見られます。
そのため、日々の業務から発生するミスに対してどのような対処を行ってるか、チームワークをどのように図っているか、業務の中から気が付いたことを目標に挙げられるかです。

例えば、「現状の作業では1日の生産が○○個のところを、後輩を指導し全体として〇%増の製造を行いたい」といった創意工夫を来期目標にいれるといいでしょう。

人事考課の書き方例文 土木編

土木作業現場では、安全・品質・納期が重要になってきます。
特に現場では、現場監督とのやりとりや作業工程をいかにこなすか、そして安全性の重視のための施策が来期目標で書きやすいです。

例えば「作業効率の向上」「品質管理体制のための勉強会を実施する」「品質管理のためにチェック体制を変える」「作業工程の確認の体制を強化し、納期の遅れを避ける」といった内容を書くとよいでしょう。

もちろん、①後輩や課員への指導②チームワークの貢献③自己研鑽を入れるとよりよいです。
自己研鑽であれば、作業に関わる免許の取得をあげるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「上司は、他の社員をえこひいきする、見る目がない」という方もいますが、自分の仕事ぶりを適正に見てもらうには伝える努力をしないといけません。
そのためにも、ポイントを押さえて書くことで、自分の評価を正しく見てもらえるチャンスだと思って取り組んでください。

最近では、人事考課の方法も様々なやり方が出ています。
しかしながら、自己評価を記載する方法は中小企業では多く取り入れられています。
ぜひ人事考課を通して上司と部下とのコミュニケーションをはかってみてください。

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